FXの自動売買（システムトレード）とは何か？メリット・デメリットをご紹介！
FX自動売買は初心者でも手軽に活用できることから、注目度が高まっているサービスです。
「システムトレード」とも呼ばれており、全ての取引をシステムが行います。
しかし、活用する上でどのようなメリット・デメリットがあるのかわからない方も多いはずです。
このようなサービスを利用する場合、メリット・デメリットを加味した上で判断しなければいけません。
そこで今回は、FX自動売買の特徴やメリット・デメリットについて詳しくご紹介します。
基本的な知識を身に付けたい方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
■FX自動売買（システムトレード）とは
FXは若い世代を中心に人気が急上昇している投資手法の一つです。
スマホやタブレット端末などからも取引が行えるため、隙間時間を活用して利用できるのがFXの魅力だと言えます。
また、FXならではの「レバレッジ」によって、手持ち資金の1～25倍の取引が可能であることも人気の要因です。
そんなFXにおいて、今注目されているのが「自動売買」というサービスです。
FX自動売買とはFXでの取引を自動で行うサービスのことを言い、コンピューターによる操作で売買が実行される仕組みとなっています。
あらかじめ決められたトレードルールに従って、機械的・継続的に取引が行われます。
売買のタイミングをシステム化することによって、24時間いつでも自動的に取引ができるようになりました。
初期設定さえ済ませれば、その後人の手を介さずに簡単に取引が行えます。
FX人口が増加し、自動売買システムの需要が高まっていることから、ここ数年で各社から様々なツールが発表されています。
FXに投資に関する知識がない初心者や時間に余裕のない方でも始めやすいFX自動売買ですが、利用する前には必ずメリット・デメリットに目を通してください。
利用する上でどのような問題があるかあらかじめ把握しておけば、失敗を招くようなこともありません。
■どんな種類があるのか？
FXの自動売買システムは大きく分けて、リピート型、選択型、設定の3種類があります。
ここでは、それぞれの特徴についてご紹介するので、どのようなツールを利用するか決める際にぜひ参考にしてみてください。
・リピート型
あらかじめ売る価格と買う価格を設定しておき、価格に達した際に自動的に取引が行われる仕組みです。
これが繰り返されることからリピート型と言われています。
自動売買の中では最もシンプルなプログラムであることから、初心者にもおすすめです。
新規注文と決済注文をいくつか設定することによって、値動きを利用した売買が行えます。
リピート型は細かい価格の変動を利用して、コツコツ利益を生み出していく方法です。
仕組みがシンプルであるほか、プログラミングに関する知識も不要です。
中長期で利益を得たいのであれば、リピート型を選ぶようにしましょう。
・選択型
FX会社やトレーダーが提供するストラテジーから選ぶのが選択型です。
価格相場の状況を踏まえた上で、売買の指示を自動的に出すのがストラテジーであり、効率的に売買が行えます。
あらかじめ用意されたものから選ぶだけなので、リピート型と同様に初心者にも向いています。
ストラテジーの選び方次第では、プロレベルの取引を行える可能性があります。
・設定型
投資家自身が売買や決済のプログラムを設定するのが設定型です。
選択型とは違い、あらかじめ用意されたストラテジーはないため、プログラミングの知識を兼ね備え、経験を積んでいる方におすすめです。
自身で設定するので自由度は高いですが、ある程度FXに関する知識がないと利益を上げられるようなプログラムはできません。
世界各国で利用されているFXプラットフォーム「MT4（Meta Trader4）」は、設定型に分類されます。
非常に性能が優れており、多くのトレーダーから人気を集めています。
設定型は自身でプログラミングを行うため、手持ちの資産や目的に応じたトレードが行えるように調整が可能です。
ただし、上述した通り、プログラミングの知識や経験が問われるため、初心者にはあまり向いないと言えます。
■FX自動売買のメリット
ここまで、特徴や種類についてご紹介しましたが、具体的にはどのようなメリットが得られるのか気になる方も多いのではないでしょうか？
以下では、FX自動売買のメリットについて詳しくみていきましょう。
・プロ並みの取引が可能
世界各国の有名トレーダーが提供しているストラテジーを使うことができるため、初心者でもプロ並みの取引を行うことができるのが大きなメリットです。
本来、FXで稼げるようになるには膨大な時間や知識、経験が必要になります。
ただし、自動売買システムを用いてプロトレーダーのストラテジーを活用すれば、大きな利益を得られる可能性が高まります。
・24時間取引が可能
FX取引は世界中で行われているため、24時間チャンスを逃さず取引が行えます。
大幅な価格変動や経済指標が発表された際にも自動的に対応することによって、トレンドをしっかり押さえ、取引を実行します。
このような価格変動や経済指標の発表は日本時間に合わせて行われるわけではないため、自動売買システムを活用しない場合、取引のチャンスを逃してしまうかもしれません。
また、自動売買システムを活用すれば時間に拘束されることもないので、副業としてFXを始める方が増えています。
あらかじめ設定したプログラムに沿って操作されることにより、時間に余裕がない方でも気軽に始められます。
・感情に左右されない
FXに限らず、投資で成功したいのであれば物事を冷静に判断する力が必要です。
自動売買システムは設定したプログラムに従って、操作が実行されるため、自身の感情に左右されることなく取引が行えます。
メンタルコントロールは非常に重要であり、初めのうちはどうしても感情に左右されてしまいがちです。
損切りのタイミングを誤った場合、大きな損失が生じる可能性があります。
しかし、自動売買システムであれば適切なタイミングで売買、損切りをするため、継続的に利益を得られるようになります。
■FX自動売買のデメリット
一方で、FX自動売買にはどのようなデメリットがあるのでしょうか？
・実質手数料が高い
自動売買システムを活用する場合、スプレッドと取引手数料が発生します。
FX会社によって手数料無料で提供している場合もありますが、一般的に自動売買は裁量トレードよりも手数料が高くなってしまいます。
・知識が身に付かない
裁量トレードは価格相場の分析を行い、タイミングを見計らって売買するような仕組みですが、自動売買ではこれらの作業を全てシステムが行います。
そのため、FXに関する知識が身に付かないことがデメリットとして挙げられます。
経験を積みたいのであれば自動売買システムを使わずに行いましょう。
・完全放置はできない
FX自動売買は全てシステムに任せても良いというイメージが強いですが、実際は完全放置とはいきません。
相場価格の変動に伴い、設定を変更するなど、状況に応じて自身で操作する必要があります。
また、設定次第では損失を招いてしまう可能性もあるため、定期的にチェックしなければいけません。
今回は、FX自動売買の特徴やメリット・デメリットについてご紹介しました。
FX自動売買システムはプログラムに沿ってシステムが取引を行うため、初心者でも気軽に始められるとして人気が高まっていますが、その一方でデメリットもあります。
自動売買システムを利用する際は、ご紹介したメリット・デメリットを加味した上で検討してみてください。
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