FX自動売買は自分で作れる!手順や魅力をご紹介
FXの自動売買は、自分で考える必要もなく手軽に取引ができるといったメリットがあります。
しかし、自動売買を利用していてもなかなか勝てずに困った経験はありませんか?
使い方もわかりにくく、不満を感じている方は、自分でFX自動売買ツールを作成してみましょう。
今回はFX自動売買を自作する方法や、作る上で得られるメリット・デメリットを解説していきます。
自分が使いやすい自動売買ツールの作成を考えている方はぜひ参考にしてください。
■FX自動売買のシステムは自分で作れる?
そもそもFX自動売買のシステムが本当に自分で作れるのか疑問に感じている人もいるはずです。
結論から言えば、自作は可能ですがFXの知識や経験が必要です。
プログラミングスキルも欠かせないので、FX初心者やプログラミング初心者であると難しいです。
一定のスキルがあれば、自作を検討してみてください。
■FX自動売買を自作する方法
FX自動売買を自作する方法をご紹介していきます。
【プログラムを作るところから自作する】
MT4を使用すれば自動売買ツールを自分で作り出せます。
ただし、プログラム言語のMQL4を理解していなければ作成は難しいです。
知識不足を感じているなら、参考書が販売されているので教材として使用するのもおすすめです。
また、インターネット上に作り方を掲載しているサイトも複数あるので参考にできます。
プログラミングの知識があれば自分が思うような自動売買ツールを作成できるので、興味があれば挑戦してみましょう。
【作成ツールを使って自作する】
「プログラミングの知識がない」、「自分で最初から作るのは面倒」と感じているなら、自動売買を作るためのツールを活用してみてください。
ツールを使用すれば、テクニカル指標や売買ポイントなどの条件を項目ごとに入力していくだけで自動作成されるので、手間をかけずに自分の思い通りの自動売買が作れます。
ただし、自作するためのツールには種類があります。
・マイメイト
・EAつくる君
・トライオートFX
・MT4EAエディター など
これらはそれぞれ特徴なども異なっているため、よく理解した上で自分に合っていそうなもの・使いやすそうなものを選んでみてください。
■FX自動売買を作る手順
自作する際の手順を解説していきます。
1.トレード手法を設定する
まずは、勝つための戦略を練って、トレードの手法を決めてください。
「どのタイミングでエントリーをすれば勝てるか」、「どの程度の値幅で決済をすると利益が最大になりやすいか」などを考えます。
テクニカル分析をしているとポイントに気が付きやすいので、まずは自分でFXに挑戦して分析を続ける必要があります。
その際には、失敗から学ぶことも多いので失敗を恐れずに経験を増やしていきましょう。
2.トレード手法の実効性を考える
トレード手法を決定したら、実際に使った時に役立つのかをチェックします。
一度うまくいっても必ずしもそのパターンが通用するとは限らないので、実効性を確かめる作業は欠かせません。
まずは、過去チャートにテクニカル指標を適用し、同じような結果が出るか確認します。
様々な状況に当てはめてチェックしていくことで、その手法が優れているかが判断できます。
検証で役立つ確かな証拠が得られたら、デモトレードや実際のトレードで利益が出るか確認してみましょう。
3.プログラムに変換する
トレード手法の有効性が検証できたらプログラミングに変換します。
・テクニカル指標
・ロット数
・エントリー条件
・決済条件
上記項目の設定を行いましょう。
入力していくだけなので簡単ですが、数値にミスがあれば失敗を招きます。
取引が失敗してしまう、動作しなくなってしまうといった現象が起こる可能性もあるので、入力は丁寧に行ってください。
4.チェックを行う
作成が完了したら必ずチェックを行います。
テストをせずに自作の自動売買を運用すれば損失につながるので注意してください。
テストは2種類です。
・バックテスト
過去のチャートを使ってシミュレーションをする方法です。
自分が作った自動売買でいくら稼げるのかを確認できます。
あまり利益が出ない場合は少しずつ修正を実施し、精度をアップしていきましょう。
ただし、過去のデータでのシミュレーションなので利益が確証されるわけではありません。
・フォワードテスト
リアルタイムの相場でデモトレードを行いテストする方法です。
長期間プログラムを作動することで実際に成績を上げられるのかをチェックします。
予測不能な状態が起こったとしても、それに対応する力があるかを立証できます。
期間を長く設ければ、その分ツールの信頼性がアップします。
少なくても数ヶ月ほどのテスト期間を設けて評価してみてください。
■自作のメリット
自分でも自動売買を作成できますが、自作する際にはどんなメリットを得られるのでしょう。
・自分で自由に決めて作れる
「販売されているものを使っても思うような利益が得られない」、「取引条件は自分の好きなように決定したい」など、自動売買ツールに対して不満を抱いている人も多いです。
不満があればストレスを抱えるだけなので、自分の好きな取引条件でFX運用ができる自動売買ツールに挑戦してみましょう。
・トレードが感情に左右されない
FXでは感情に流されずに取引を行うのが鉄則です。
予測した通りに価格が動いていれば欲が出て決済を引き延ばし、チャンスを逃がしてしまう、含み損が出ているにも関わらず反発する可能性があるからと期待して損失を増やしてしまうなど、感情に流されると思わぬ損失を生み出します。
あらかじめルールを決めていても、必ず実行できるとは限りません。
しかし、自動売買であればどんな状況になってもルール通りに取引を行います。
感情に流されやすい人は自動売買を作成して自分が決めたルールの下でFX取引を続けていきましょう。
・自動売買ツールを購入する必要がない
世の中にはFX自動買場ツールが多く存在しています。
中には優秀なものも存在していますが、やはり自分の思うように運用ができないと買ったことを後悔してしまいます。
また、高額なものを購入したにも関わらずまったく役に立たない自動売買ツールも存在します。
「絶対に稼げる」といった甘い言葉に思わずつられて購入してしまう初心者も多いです。
自作した自動売買であれば騙されることなく取引が可能なので、安心してFXを続けたい人にもおすすめです。
■自作するにはデメリットもある?
感情に左右されず自分の決めたルールでFXができる自作の自動売買ですが、作成する上でのデメリットはあるのでしょうか。
・プログラミングの知識を有する
自作で作るためにはプログラミング言語の知識が必要です。
基礎知識さえあれば特段難しいものではありません。
しかし、プログラミングがまったくの初心者であれば不明な部分も多くなってしまいます。
すべてを自分で作りたい場合には、プログラミングの知識を習得することから始めましょう。
ただし、作成ツールを活用すればプログラミングの知識を持っていなくても作成できます。
・FXの知識が必要
自動売買を作成するには、設定を決めていく必要があります。
その際には上記でも解説したようにテクニカル分析が必須です。
勝てる自動売買を作るためにも、初心者であればある程度のFXに関する知識を習得し、根拠のある条件を設定できるように経験を積んでいきましょう。
・短期間での作成は難しい
すぐに自動売買を作成できると考えている人もいますが、作るには時間がかかります。
特に本当に有効性のあるツールなのか確認するテスト作業は、数ヶ月程度の期間を有します。
実際に使えるようになるまでは数ヶ月後からとなるので、それまでは他の自動売買ツールを使ってFXを行うか、自分自身で取引を行う裁量トレードをして経験を積んでいきましょう。
FX自動売買は自分で作成できます。
作成にはある程度の知識が必要ですが、自分が決めたルールで取引ができるので感情に左右されないトレードが行えます。
自作する上でのメリットやデメリットを理解し、収益率の高い自動売買の作成にチャンレンジしていきましょう。