FXでよくある失敗ケース
FXやっていない知り合いとかによく言われるのが、「FXって失敗事例が多くて怖い」
確かにFXでは失敗談がよく出てくるので、リスキーな投資と思われがちです。
しかし、失敗してしまったのには、何かしら理由があります。
そこで今回は、FXでよくある失敗ケースと対策方法を解説します!
①生活資金で運用する
生活資金と投資資金を分けずにFXをやってしまうケースは少なくありません。
FXに限らず、投資では余裕資金で運用することが重要!
生活費まで投資に回してしまうと、もしも大損が出た場合に生活に支障が生じます。
「失敗したらどうしよう・・・」という不安を煽ることにもつながり、冷静な判断ができず、ミスによる損失を招く可能性を高めます。
そのため、損失した時の生活も考えて、FXは生活費や貯金を含まない運用資金で運用するようにしましょう。
FXを始めるのであれば、まずは運用資金を確保するところから始めてください。
FX会社によっては少額で取引を始められるので、無理に大金を集める必要はありません。
しかし、ある程度資金に余裕があったほうが、心にゆとりを持ちながら運用できます。
②損切りをしない
FXの失敗ケースでは、損切りをせずに含み損が膨れ上がったことで、売れない状況になってしまうケースがあります。
この状態を塩漬けと言います。
そもそも損切りは、ポジションを決済して損失を確定することです。
誰でも損失は避けたいところですが、損失が大きくなる前に食い止めることが損切りの役目です。
FXで稼いでいる人は、自分の損切りルールに則ってトレードを行っているため、最小限の損失に押さえた運用を実現できているのです。
FXで稼ぐためには、大きな利益への追及以上に損失を減らせるようにコントロールしていくことが大切!
自分のタイミングで損切りする自信がない時は、新規注文や注文直後に決済注文を出しておけば、心理状態に関係なく勝手に損切りしてくれます。
また、設定されたトレードルールに基づき自動で取引を行う、FX自動売買ツールの活用もおすすめです。
③許容範囲を考えずにトレード
FXでは、レバレッジによって入金額以上の金額での取引を実現できます。
少額で一気に稼げるチャンスがありますが、許容範囲を超えたトレードにより失敗するケースも多いです。
例えば、普段200万円の資金で運用している人が10倍のレバレッジをかければ、2,000万円の取引ができます。
もしも予想外の方向に相場が動いた場合、発生する含み損は通常の10倍です。
あまりに高額な含み損に耐え切れず、すぐに損切をしてしまい、うまく稼げなかったという失敗ケースは少なくありません。
レバレッジはとても魅力的ですが、普段は取引しない金額でFXをするとメンタル面のコントロールが上手くいかない傾向にあります。
許容範囲を超えた金額での取引を避けるために、自分だったらどれくらいの金額までなら冷静でいられるのか把握することが大切です。
そして、入金額をコントロールしていくと良いでしょう。
④勘だけで売買を判断する
FXに慣れてくると自分の勘を試したくなる人もいるようです。
投資はその時の相場を見て、適切な判断をしなければなりません。
適切な判断をするためには、相場に影響を与える情報の収集やチャート分析により売買の根拠を持たなければなりません。
そのため、勘だけで投資判断を行うのは非常にリスキーです。
勘で運用しようとはせず、FXの勉強をして知識を深めることが大切です。
⑤スワップポイントを狙ったつもりが為替差損
低金利の国の通貨を売り、高金利の国の通貨を買った場合、ポジションを保有している間はスワップポイントを獲得できます。
安定した利益を得られることから、長期にわたって低金利通貨売り+高金利通貨買いのポジションを保有する人も少なくありません。
しかし、得られるスワップポイントよりも為替の値動きによる損失のほうが大きくなる傾向があります。
スワップポイントをねらって運用したところ、トレンドと反対方向に進んだことで多額の為替差損を抱えてしまうケースもあります。
高金利の国の通貨は値動きが不安定な傾向にあり、含み損を多く増やしてしまう可能性があります。
そのため、安定した通貨ペアにも投資をする、売買のタイミングを細かくわけるなど、分散投資によりリスクを軽減することが大切です。
このように、FXには様々な原因で利益を出せずに失敗しています。
しかし、失敗ケースを知ることで対策方法がわかり、失敗のリスクを下げられるでしょう。
FXには失敗はつきものだと受け入れつつも、リスクを少しでも下げられる運用を心がけることが大切ですね!